今日は写友と大磯の左義長を撮影に行くことにしていました。左義長は夜なので午後からゆっくりと思っていましたが金沢の海の公園でも昼にどんど焼きがあってその撮影後に大磯でも十分に間に合うとのことで最初は金沢の海の公園に行くことにしました。
私は金沢の海の公園のどんど焼きも大磯の左義長も初めてです。そんなわけで今年はぜひ左義長の撮影に行きたいと思っていました。金沢海の公園のどんど焼きは火入れが午後2時からとのことだったのでその前にイベントはいろいろあるみたいでしたが午後1時頃に公園に着くことにしました。丁度午後1時頃海の公園に着くともう大勢の人達でいろいろなイベントも開かれていました。どんど焼きの斎灯は3基でそれぞれ各家庭で飾り付けらていた正月飾りなどが置いてありました。
イベントは青竹が用意してあって七夕飾りのように短冊に願い事を書いて各自、七夕に吊したり、和紙に書き初めをしたり、ゲームなどをやっていました。写真的にはまだ今一なので近くで凧揚げをしている子供達を中心に写真を撮っています。中には子供は興味がなく砂遊びをしていてお父さんが一人凧揚げをしている光景も見られました。
どんど焼きはいろいろな方々の挨拶の後に丁度午後2時頃から3基同時に火が付けられて始まりました。しかし安全を期して広い範囲にロープが張られてどんど焼きは遠くからしか見ることが出来ません。一斉に炎が上がり、15分もすると大分鎮火してきました。会場のアナウンスは午後2時にロープを解除すると言っています。まだ30分以上もあり、その後の光景も写真的にはあまり望めなかったので写友と海の公園の撮影はやめて大磯に向かうことにしました。

午後4時過ぎに大磯海岸に着くと日が傾き、丁度斜光の綺麗な夕陽になっていました。海岸には9基の斎灯があって夕陽に浮かび上がっています。海岸はまだどんど焼きには早いので人影もあまり多くありません。夕陽に浮かぶ斎灯や逆光での斎灯、又はサーバー達を入れたりと光の綺麗さに日が沈むまでは忙しく撮り回っていました。だるまの飾りもあってなかなか雰囲気もあります。写友はこれでも段々だるまの飾りも少なくなって寂しくなっていると言っていました。
日も暮れると後は火入れの午後7時までには時間もあり取りあえず腹ごしらえです。午後7時前には海岸に戻りしたが特に撮影する場面もないので後はは火入れするのを待つだけでした。午後7時に此処も9基一斉に火入れが始まりました。金沢海の公園と違って大磯はロープなどは張ってありません。自由に写真は撮れますがこれがなかなか難しい物があります。どんど焼きの光だけでは人物が暗すぎるしストロボをたくと雰囲気がつぶれます。ストロボは特に用意してなかったので内蔵ストロボでは広角系はけられて写真の下、中央部が黒くなってしまいます。ストロボを使ったり使わなかったりといろいろ苦労しながらの撮影になりました。斎灯から離れて見ていると遠くの斎灯の炎が綺麗でそれをバックに暗い中でシルエットの家族にピントを合わせてのストロボ一発、ちょっと気に入った写真になりました。しかし、主役が真っ暗なので表情や動作のシャッターチャンスがつかめないのが難点でした。
その内にロープで繋がれていた占め縄付きの神物を海岸に引き入れたり戻したりと祭りの若者達が繰り返しています。波打ち際でやるので撮影は波が来たときは慌てて逃げる物の靴はびしょ濡れになってしまいます。初めてのことなので訳も分からず、とにかく夢中で撮影していました。
大きく燃え上がっていた炎も大分治まってきた7時30分頃、家から持ってきたり海岸で買ったりした竹の先に付いている団子を焼き始めました。団子を焼くには竹の長さまで火に近づかなくてはなりません。写真的には良くなってきました。風向きでは煙いのと熱いので焼くのも撮影するも必死です。時折、竹がはじけて炎と火柱が飛んできます。そんな中でもなかなかこれはと言う写真は撮れませんでした。
大磯海岸の近くに道祖神を祭った神社が幾つかあってそれぞれ祭りに参加していた若者達が帰ってきます。先ほど海際で出たり、入ったり入ったりしていた行事は「ヤンナゴッコ」と呼ばれている行事らしく浜方の若い衆と丘方の若い衆が海と陸の豊作、豊漁を願って綱引きを繰り返していたのだそうです。裸になった若者達はそれに乗って町内を回りながら最後に神社へ帰って来て、祭りは午後8時半頃終わりました。神社には女学生のグループも居て記念写真風に撮らせて貰ったりして今日の撮影も終わりです。初めての左義長だったので経験不足、準備不足などもあって消化不足気味でした。来年も再チャレンジしたいと思っています。