9月に入り暑さもしのぎやすくなり日の暮れるのも大分早くなりました。7月頃は午後7時ぐらいの日の入りも今は6時頃になってきています。夜の写真の撮影にはこれから12月頃まで最適なのでそろそろと思い、今日は銀座に出かけました。
夜の撮影はあまり早く行くと肝心な夜には疲れてくるので撮影場所に夕方着くようにしています。しかし銀座には写真ギャラリーが沢山あり見学のためにも早めに出かけました。午後2時頃JR有楽町駅に着き、交通会館の京セラ・コンタックスサロンを見て街に出るとショーウインドーの衣装はすっかり秋の装いになっています。ファッションは黒ずくめ、今年の色の系統は黒が貴重なのだろううか。
富士フォトサロン、コダックサロン、ニコンサロン、キヤノンサロンと一回りして、撮影も銀座通りから有楽町ガード下まで行き、また銀座通りに戻って来る頃には日も暮れ始めいよいよ撮影本番です。ギャラリーは景色や花が多いのですが今回は街の片隅にある金属面を造形的に切り取った写真展や日本を回りながら人々のスナップでシャッターチャンスの素晴らしい写真展もありました。銀座4丁目のお馴染みの日産ギャラリーはフェアレディZが展示されていて美人のコンパニオンが車の説明をしています。以前は丸みを帯びていた時期も有りましたが今は鋭角的な流線で精悍さがあります、こんな車は見るだけだなあ! 実用的でなく、金もない、でも素晴らしい!。
銀座通りを日本橋に向かって行くとシャネルのテナントのビルは前面の窓ガラスを利用して影絵を流してのアピールです。ビル全体を使っているのでスケールがでかくて圧倒されます。ここ2.3年はブランドメーカーの銀座進出が話題になっています。回っているとここにも名前のしれたメーカーが出来ていると言うほどに数多くの外国ブランドメーカーの店が出来てきています。景気は悪いと言いながらブランド品が売れるのは独身貴族の若者達や金持ちが利用しているものと思われ貧富の差が益々大きくなっている事が実感として感じられるこの頃です。
銀座通りから又、裏通りを回りながら有楽町駅のガード下まで来ました。中年女性達の人だがりがしていてのぞいてみると韓流スターの生プロマイド写真の販売みたいです。少し歩いていると又、同じようにおばちゃん達の人だかり、ここも韓流スターのプロマイド売り、値段はキャビネの大きさぐらいが4枚で1000円からいろいろです。世はまさしく韓流ブーム、こんな所でもブームに乗った商売があるのには驚かされました。嘆かわしいのやら平和なのやら。
シャッターチャンスを探しながらうろうろはいつものことですが又、銀座通りに戻り今度は新橋方面へ、新橋寄りの外れにおもちゃ屋があり、外人グループの家族づれがいました。子供達はおもちゃ等で遊んでいます。夜の光に照らされた子供はフォトジックで魅力的、いいですねえ!4丁目に戻ってくる途中の喫煙場所で煙草を吸っている外人女性、すかさずパチリ、なんか外国に来たみたいでやはりフォトジック、ムードがあります。銀座は外人観光客も多いのでこんな写真が撮れるのも銀座の魅力です。
銀座通りから裏通りを通って又、ガード下付近、この辺は赤提灯のある一杯飲み屋の多い所、夜の写真は人工光、特にタングステンや赤提灯などに照らされた赤いほのかな色が魅力的で夜の写真を撮りたい一番の動機となっています。そんなわけでいつもこの辺は銀座の夜の撮影では2.3度訪れます。あんまりいつまでもうろうろも出来ないのでさーっと流して又来るという状態です。今日も最後に又、ここに来ました、やっとなんとか満足のいく写真が撮れた様な気がします。時間はまだ9時過ぎでいつもより少し早いようですが2時頃から来ているので今日は帰ることにしました。