今年は8月も猛暑でなが〜い夏になりました。関東地方は直撃は避けらていますが台風の上陸が多いのも今年の特徴です。
暑かったり、用があったり写真撮影も夏休み状態でしたが週末に晩夏の海へ夏の終わりを撮りに行く予定をしていました。
土曜日の夜はカメラクラブの月例会もあり、29日の日曜に予定していましたがまたもや台風の接近予定、悪くなるだろう29日よりもと無理をして今日撮影に行くことにして交通の便の良い三浦海岸に向かいました。
10時半頃三浦海岸に着き、海岸に向かって歩いていると若者達が西瓜を肩に担いで海岸に向かっています。
台風接近でどんよりした夏の終わりの海岸で最後の夏を惜しみに行くかのように思われ、後ろ姿に哀愁も感じられました。
海岸に着くと人影はまばら、数組の家族しか見あたりません。
海の家は閉まっていて、台風に備えてすのこ等で囲み、ロープで縛っています。
最近まで猛暑で賑わっていた海とはとても思えません、8月末の週末なので台風さえ来なければまだ賑やかさも少しは有っただろうと思われます。
遠くから見るとなにか大凧を持って歩いているのかなと思っていましたが違うようです、パラグライダーのような長い翼です。
様子を見ていると凧のように上げてその勢いに引っ張られサーフィンを始めました。
名前は知りませんがこれもパラグライダーを利用したウインドサーフィンですね。
コントロールは難しいでしょうがスピード、スリルは格段と楽しめると思いました。
ほとんどの海の家はロープ等で縛って留守ですが何軒かは店じまいの支度に余念がありません。
椅子やテーブル、ボート等いろいろな物を洗っていました。
少し話をしましたが8月最後の週末も大分寂しくはなりますがまだまだ営業は出来るとの事、今年は台風接近のため駄目ですと残念がっていました。
だんだん風も強くなり、波も高くなってきています。
波打ち際で遊んでいた家族ずれは海岸監視員に注意され帰っていきました。
少し歩いているとキャンプ中の家族ずれがいます。
週末を利用して夏休み最後のレジャーと思いますがこれから台風が接近してくるので大丈夫なのかなあと心配です。
波打ち際では波に打ち上げられる餌を求めてか、カモメが集まりはじめています。
私は最近まで釣りをしていましたが魚は時化や台風で餌にありつけなくなるのでその前に荒食いをするとの事。
そこを狙えば大釣りが期待出来ると時化前に好んで釣りに行ったことがありました。
カモメたちも同じ事が有るのでしょうか?
海岸のはしの方に来ると遠くから見られた若者達が荒れる海でウインドサーフィンを楽しんでいます。
今日あたりの強い風はウインドサーフィンではどうなんですか?と聞くと少し強い感じだけれど強い方がいいとのことでした。
それにしても海は大荒れ、強い風と大きな波で良く大丈夫だなあと思えるくらいに怖さを感じます。でもその中で乗りこなすウインドサーフィンはスピードとスリル満点の満足感があるのでしょう。中には女性も混じって奮闘していました。
私もこんな迫力のあるウインドサーフィンは撮ったことがないのでシャッターチャンスを求めて夢中になって何枚も何枚もシャッターを切り続けました。
ウインドサーフィンを撮っていた頃から雨も降り出し海水混じりの雨のためレンズが曇り始めそろそろ撮影も潮時になってきました。
雨だけや風だけなら何とかなりますが両方になるともう駄目です。(初めからそのつもりでレインコートとカメラの防水用具を用意していれば別ですが)
時計を見ると午後1時30分、お腹も空いたし丁度良いか、帰りに家族ずれのキャンプはどうしているかと心配になって様子を見に来ましたが帰る気配もなくバーベキューで昼食中でした。
私も子供が小学生の頃、三浦の浜諸磯で数年キャンプをしましたが台風接近の時もあり、同じ様な条件でも帰らなかった事を思い出しました。
あまり荒れないで楽しい思い出が作れればいいなあと思いながら海岸を後にしました。