今年は9月に入っても猛暑日が続いて昼は暑いので屋内でと思い、
何年振りかで浅草木馬館に行くことにしました。

昼の部は午後4時近くまで続けられました。観客はお年寄りが多いのですが若い女性や外国人も見られました。皆さん、満足したように「良かった!」と言って帰る人も見受けられます。コロナ禍以前は役者も表に出てきて御礼とファンサービス等で記念撮影等も行っていて劇場よりもフォトジックな珍しい光景が撮れましたがコロナ禍も収まった今も役者は出てくる事は無く、残念な気持ちです。

最後の出し物は珍しく役者が3匹の大蛇の中に入り、人間と戦うドラマ仕立ての踊りでした。

12時過ぎに開演されて、まず賑やかに踊りが始まりました。リズミカルにアップテンポで次々と踊り、観客を舞台に引き付けていきます。

浅草木馬館は6~7年ぐらい前に数回写真撮影に来ています。
中は特別に新しくなった感じはなく下町の大衆演劇場の雰囲気は変わりませんでした。

今日は日曜日で浅草寺前は混んでいましたが境内は思ったより混んでいませんでした。

ひいきの役者が出てくるとフアンの人は舞台に寄っていき万札を並べて胸に飾ります。役者はご祝儀をいただき、張り切って更に踊りを続けていました。

12時開演で劇場には11時半頃入りました。
中はまだ少ない観客でしたが主な席は予約の札が置いてあり、時間になると満席近くなりそうです。私は一番奥の席に座るので問題はありませんでした。

今日の撮影は昼暑いので劇場の中、と言う事で暑さ知らずの楽しい撮影でした。浅草の街のスナップもと思っていましたがそう簡単には見当たららず、帰る事しましたが飲み屋街は大勢の人が行きかい、外国の人も多く見られました。

第3幕の踊りが始まりました。衣装も音楽も変えながら次々と踊ります。

挙句の果てに親分夫婦が切られて息を引き取る前に旅に出ていた凄腕のヤクザが戻ってきて赤ん坊を引き取り、仇討ちすると言う物語です。それなりに笑いも入れて涙も誘う、大衆演劇の定番ですがフアンには欠かかす事ができない物語と思います。

浅草木馬館前では懐かしい竹トンボ売りが出ています。
切符売りは自動販売機になっていましたがお年寄りが多いので女性の人が全部やってくれています。入場料は今年上がったと見られ、2000円になっていました。

今月10月は「桐龍座 恋川劇団」の公演で2代目座長「恋川純」を中心に昼の部と夜の部の2回公演で行われています。
どの劇団も1日2回公演で1ヶ月行うので昼の部と夜の部の出し物も変えて、他劇団かからのゲストを呼んで大衆演劇フアンに1ヶ月の間に何回も来てもらうよう工夫を凝らしています。熱心な大衆演劇ファンはお目当ての役者や劇団を地方まで追いかけて行くそうです。

2幕目は演劇でヤクザの仇討ちの芝居でした。2代目になって病弱な跡取りと新しく台頭してきた悪ヤクザ一家が難癖を付けてきます。