浅草は魅力のある町でお祭りだけでなく普段の日のスナップにも事欠きません。町も浅草に集まる人たちも魅力的です。
今日は浅草大衆劇場「木馬館」に行くことにしました。
舞台からは宣伝も兼ねた祝儀物を客席に投げています。この劇団の次の公演は横浜真金町の「三吉演芸場」との事、劇団、役者のフアンは浅草で予約をして横浜に行くので予約席で埋まってしまうのも納得です。
踊りの部が終わって座長初め役者が揃って舞台挨拶がありました。
あまり堅苦しいことは少なく冗談や笑いを取りながら次の公演宣伝や
予約をお願いしたりと商売も熱心です。
昼の部は12時からなので弁当を買って午前11時半頃に木馬館に着きました。
木馬館の前はまだ人通りも少なく、入場券を買う人が2人ほどいました。
芝居は芝居小屋で活躍する水芸の花形太夫が若い書生に一目ぼれして勉学の金を貢、結果的には殺人を犯しその容疑者と裁判官として再開して二人とも自殺を図ると言う悲恋物語でした。
会場の前より3列目までビニールカッパを渡していましたが水芸で水がかかるので着てくださいと言う事だったのですね、写真的にはあまり動きがなく、特に最後は法廷シーンで全然動きが無いので期待外れに終わりました。今度行くときは出し物も調べて行かなければと反省しました。
次の舞台はお芝居です。私は踊りも良いですが芝居のシーンが撮りたいと思っていました。
普通は時代劇でやくざや浪人物などが当たり前なのでそのつもりでいたらなんと明治時代の時代設定です。やはり絵になりにくくがっかりです。。
12時ごろになると客席は満員になって舞台も上がりました。まずは踊りの部です。
若い役者中心に次から次へとテンポよく踊りが変わります。
踊りだけでなく少しだけですが歌謡ショーもあり、飽きさせません。
入場料は1600円です。木馬館には数回来ていますが前は1500円でしたので少し上がっています。館内は3分の1位の入りですが空いている席は全部予約席です。予約なしで来た私は通路で粗末な丸椅子になりました。前に来た時も同じ様でしたがまだ後ろの椅子は少し空いていました。大衆演劇は根強い人気に支えられているようです。
午後3時半過ぎに芝居も終わり劇場を出てきました。表にはもう夜の部公演を待っている観客が並んで座っています。劇場の前は役者がフアンサービスと宣伝、グッツ販売などで絵になるのですが今日は出てきた役者も少なく、魅力ある扮装でもなかったのでこちらも今一でした。
午後1時半頃に踊りも終えて休憩です。私は写真を撮りたいので舞台が始まる前に弁当を食べましたがこの時間に食べている人も大勢いました。若い人もおじさんも少しいますがやはりお年寄りのおばさんが中心で満席でした。
その後、浅草の町をぶらりとスナップして午後4時半頃に帰ることにしました。
浅草寺境内にはこの前降った雪がまだ残っていました。
時折、お目当ての役者が出てくるとフアンが立ち上がりご祝儀の万札を着物の襟にクリップのような物で挟みます。