木馬館は昼の部と夜の部の2部構成で昼の部は12時開演です。
弁当と飲み物を買って11時20分ごろに木馬館に着きました。
今日は新川劇団の公演のようで、入場料は1500円と手ごろな
値段です。
昼の部は12時から3時半ごろまでですが撮影しながらの観劇なのであっと言う間に終わってしまいました。後ろの席だったので遅く出るともう役者の人たちはお客様に御礼とCD、グッツの販売やらで大忙しです。ファンサービスと商売熱心さがお客を引き付けているのが良く分かります。
この後、飲み屋通りやロック座通りなど一回りしましたが普段の日だったので人手もあまりなく早めに撮影を終わりにしました。
歌や踊りの間にはお目当ての役者にご祝儀を渡すフアンも見られ、封筒に入った物やら一万円の現金だったりと様々です。この役者には4万円の現金を襟元にクリップで挟んでいます。役者も踊り終えた後は疲れと心地よさからか、ご満悦な表情でした。
演劇が終わると次は踊りやら歌やらのショーが始まりました。
若手の役者たちは和服姿の踊りですがホップ調でリズムも早くビートの効いたミュージカルです。やはり新しい物を取り入れてマンネリ化にならないように頑張っているようです。
初めての撮影の時は撮影は駄目かと思っていたのでおそるおそるの撮影でしたがカメラ撮影は大丈夫と確認が取れた今回はじっくりと撮影ができます。さすがにビデオ撮影厳禁と場内には張り紙がしてありました。芝居はクライマックスで主人公の用心棒は切られ、血反吐を吐いて死んでいきました。芝居の最中では良い場面で拍手が起こったりで昔、子供の頃に鞍馬天狗の映画などで同じような光景があったことを思い出しました。
1回目の撮影は土曜日だったので大勢の入場者で通路に丸い補助椅子でした。今回は普段の日にしたので中はまだ空席が多く、予想通りと思いながら空いている椅子に座ろうとすると椅子に名前の付いた紙が有りました。良く見ると良い所はほとんど予約席になっていて前2列か後ろの方しか空席は有りませんでした。団体の予約と思いましたがそれぞれ個人名でそうでもありません。
これはびっくり、写真を撮るのならやはり後ろの方と思い最後尾の方に席を取りました。
早速、先ほどのグッツやCD、次の劇場の予約券などの発売で会場を役者さんたちが回り始めました。中々、商売熱心で大衆演劇の原点を見るような気持です。これで個人の予約席が一杯ある訳も分かり、納得しました。
芝居が終わると座長と座長の弟が舞台あいさつに出てきました。御礼やら次回、別の劇場の宣伝などユーモアを交えながらのトークショウです。
抜け目なくCD、グッツなども宣伝して口上は終わりました。座長もまだ若く30代のようでした。
12時開演前に皆さん昼食を食べています。私も同じようにして12時の開演を待ちました。時間になって演劇が始まりました。病気持ちのやくざの用心棒の話です。平手造酒の芝居かと思いましたが特に有名な人の芝居ではありませんでした。