今日、明日と神報連の県外撮影会と言うことで今回は秋田の西馬音内盆踊りを撮影に行くことになりました。
一泊での撮影旅行では本来なら秋田までの撮影は無理な距離ですが祭りが夜と言うことでスケジュール的
には強行とは思いますが実現できる撮影会だと思いました。
朝の7時15分に横浜西口天理ビルを出発してバスは一路、秋田まで一直線です。途中で昼食をとりながら秋田の横手に着いたのは午後4時頃になっていました。出るときは天気だった横浜から雨の東北に向かったので途中から雨も降り出して宿泊先の横手セントラルホテルに着いたときも雨でした。
ホテルで少し休みながら早めの食事を終えて午後6時にバスでホテルを出ました。西馬音内近くの駐車場にバスを止めて10分位歩きます。雨は本降りで傘や合羽、両方の人もいて雨の撮影は万全の用意でした。
踊りを踊るメイン通りにはお囃子を奏でる2階建て屋台が出来ていて祭りを盛り上げています。通りの真ん中には所々に篝火があって、明かりは街路灯と篝火ぐらいの厳しい条件です。
雨は丁度、止んでいます。通りには祭りが始まる前の踊り子達が並んでいてカメラマンに囲まれてモデル撮影会並み、私も負けずにまずは記念撮影。
踊りは午後7時半から始まって少し写真を撮っているといきなり雨が降り出してきました。今日は雨の撮影を覚悟していたので驚かない物のやはり写真は撮りにくく、それでも傘を差しながら席を動かない観客などを写していました。
その内に雨は小降りになったので又、踊りの再開です。今日は周りの明かりはあてに出来ないので外部ストロボを使うことにしました。シャッタースピードは1/15秒のマニアル設定で周りの明かりが丁度写るように露出調整し、ストロボも強くならないように2段階落とす設定を行いました。ストロボ発行を後幕シンクロにして後はカメラを大きく振ってバックの明かり等が流れるように撮影です。しかし観客なども写ってなかなか思うようには撮れませんでした。
又、急に大雨が降り出します。少しぐらいの雨なら踊りは中断しないのですが叩きつけるような雨なので中断せざるを得ません。観客も避難して観客席はまばらになっています。
踊り手も店の前で雨宿り、観客やカメラマンも店に入って品物を
眺めながらの雨宿りでした。
小雨になると踊りの再開、今日は本当に忙しい雨の撮影です。降らないのなら降らない、降るのなら降るとはっきりしてくれた方が面倒くさくなくて良いのにと思いながらの忙しい撮影になりました。
雨で中断中は通りに人もなく、避難する踊り手などを撮るのには邪魔が入らず撮り放題です。篝火の側で待機しながら主役の来るのを待っていました。
近くの駐車場に設置された屋台はお客も集まらず手持ちぶさたにしていました。豪雨で踊りの中断を繰り返しながらも午後10時過ぎまで頑張って祭りを続けていただき、今日の祭りは終わりました。豪雨の繰り返しで撮影は困難でしたが例年にない、貴重な写真が撮れたことは収穫だったと思います。
今日は午前6時から朝食をして8時にはホテルを出発しました。目指すは中尊寺です。雨は朝から降りっぱなしですが昨日のようは豪雨はありません。中尊寺に着くと盛りを過ぎた蓮の池がありました。雨に濡れてしっとりとした良い雰囲気です。
霧で煙るような穏やかな景色の中に白い帽子が一つ杭の上に乗っていました。誰かが落とした物を杭に駆けてものと思われます。それが何か絵になって一枚写真を撮られずには居られませんでした。
雨に煙る中尊寺、ビニール傘のアベックが遠くにいて、こんな光景も今日ならの風景でした。
今日は雨も降って土日でもないのに観光客が大勢来ています。この前、小笠原に続いて平泉中尊寺も世界遺産に認定されたのでその影響が大きいように思われます。
雨に濡れる寺院や拝殿などは穏やかで趣のある光景でした。当初はここで3時間の予定になっていましたが雨も降っている事やそんなに広いところでもないので2時間に短縮して早めに帰路に着きました。
今回は2日間とも雨の撮影旅行になりましたがこれはこれで良かったのかと思えます。楽しい撮影旅行でした。写友の皆さんお疲れさまでした。