今月は写真クラブ「フォト司」の撮影会として9日〜10日と一泊二日で新潟県柏崎市高柳町のじょんのび村に出かけることになりました。じょんのび村は町の第三セクター的な組織で町興しとして観光客誘致や雇用なども考えて立ち上げたように思います。
朝早く、池袋から高速バスに乗って新潟県の柏崎インターを降りた所にマイクロバスが迎えに来てくれます。マイクロバスに乗って、じょんのび村宿泊先「萬歳樂」に着いたのは午後1時半頃でした。
宿屋で少し休んだ後にマイクロバスで夕方の撮影出かけました。この撮影はじょんのび村に宿泊とセットになっていて撮影地の案内もしてくれます。紅葉には少し早い感じでしたがススキが逆光に映えて綺麗でした。
山道を少し行くと煙が立ち上っていて夫婦で農作業をしていました。煙などを撮りながら話しかけると気さくに相手してくれます。
写真撮影もお願いしながら話しも弾みます。
いい笑顔でした。
最後に棚田に来ました。この時期には珍しく水がたんぼに一杯張っています。その内にマイクロバスの運転と案内をしてくれている中村さんが菅笠をかぶり合羽を着ています。鍬のような物を持って農作業のような事をし始めました。 びっくりしながらもみんな慌てて写真撮影です。サービス旺盛な中村さんは初めから考えていたことのようです。あぜ道を鍬を担いで歩いたり、農作業をしているような仕草をしてくれます。夢中でシャッターを切っていますが写真を撮っていると言うより撮らされている感じでした。中村さんには感謝の気持ちと少しばかりのお礼を差し上げ、みなさん満足でした。有り難うございました。
昨日はじょんのび村の萬歳樂に泊まり、朝4時に起きて朝の棚田撮影です。中村さんのマイクロで高柳町の棚田に来ました。中村さんも言うように運良く朝靄が出ています。暗い内から場所を取って夜が明けるのを待っていると靄が段々近づいてきます。刻々と変わる光景は撮影にも忙しいくらいでした。
靄は自分たちの方に向かってくるので最後の方は棚田も見えなくなり手前の木々を主役にして撮り、撮影者も靄に入ってしまった頃に棚田を後にしました。
朝の棚田撮影を終えて宿に帰り、朝食をとって8時過ぎに次のの撮影に出かけます。次は少しマイクロバスで走って10日町市松之山の美人林に行きました。ブナの木が密集していて見事です。その密集しているブナ林があまりにも見事なので美人林と名が付いたのだそうです。中には池があってブナ林を全体に映し出していました。
美人林の後は又、高柳町に戻ってきてかやぶきの里「荻の島」来ました。柿木には柿がたわわに実り、晩秋の里と言う風情です。空は青々と晴れてのどかな感じが清々しく感じられます。
刈り取られた田圃、窓に干してある洗濯物や干し柿など、生活感も感じられて写欲が沸いてきます。
家の庭などには収穫された里芋や小豆、大根など、これからの冬支度に備えて干してありました。本当に懐かしい光景です。
農作業や冬支度を頑張っているのはお婆ちゃん達です。町興しの協力もあるのかこのかやぶきの里も親しみやすく、話しかけながら写真を撮らせてもらってもいやな顔もしないで気持ちの良い撮影旅行になりました。かやぶきの家も少しずつ少なくなっているそうなのが残念です。この後、じょんのび村に戻り少し遅い昼食をとって午後2時頃、柏崎を後にしました。本当に楽しく素晴らしい撮影旅行でした。会員の皆さん、お疲れさまでした。