今月も猛暑と写真展や法事などで忙しかったりして写真撮影はほとんでしていませんでした。もう日の暮れるのも早くなり夜の撮影の時期になったので今日は銀座に行くことにしました。
夜の時間が長くなる9月から12月まではいつも夜の撮影シーズンと言うことで銀座、新宿などに撮影に出かけています。午後遅く家を出てJR有楽町駅に着いたのは午後4時頃でした。今日は午前中は晴れていましたが午後からは曇ってきてどんよりした天気ですが駅前は大勢の人達で賑やかでした。
今は暗くなるのが午後6時頃なのでまだまだ時間があります。ぶらぶらと有楽町から銀座通りに出るとまだ銀座通りは歩行者天国で銀座ショッピングや銀ブラなどを楽しむ人達でくつろいだ雰囲気でした。
銀座3丁目まで来るとなぜか大勢の人だかりがしています。大道芸でもやっているのかなと思いながら近づいてみると銀座3丁目という標識の上に猫が2匹乗っかっていて物珍しさと可愛さでみんな寄ってきて写真を撮っていました。2匹の猫はおとなしく標識の上に乗っかったまま眠そうにしたり、あまりの人達にびっくりしたりしています。人々は「何で此処に?」「可愛い」と言いながら写真を撮り、中には携帯で撮った写真を写メールにして友達に珍しい情報を送っています。少し経つとやはり飼い主が来て肩に飛び下ろさせながら引き取って行きました。時々銀座に来て同じ事をやりながら自分なりに楽しんでいるのだろうと思います。
まだ暗くなるまでには時間もあったので有楽町に戻り食事と休憩をとることにしました。午後6時頃になると日も落ちて辺りは暗くなってきました。赤提灯も目立ってきて夜の雰囲気が出てきます。しかしながら今日は日曜日なのでサラリーマンも少なくてガード下の飲屋街も金曜、土曜と違って人も少なく静かでした。
先ほど有楽町に着いたときに駅前に自民党の宣伝カーが置いてあってこれから演説が始まるのだなあ〜と思っていましたがスピーカーの大きな声が聞こえて今、演説をしているようです。なにやら先ほどからぱらぱらと予想外の小雨が降り始めてもきました。自民党も野党になったので政権を持てず、シャドウ・キャビネット始動と言うことで影の内閣を作っています。総裁谷垣禎一・幹事長石原伸晃・政務調査会長石破茂・総務会長小池百合子などそれぞれ雨の中で演説をしています。特に今回は尖閣諸島での中国の圧力に押された感じの弱腰外交について民主党政治を批判していました。
その内に雨も強くなってきたので傘を買わなければならなくなって近くのコンビニを見ても傘は置いてありません。駅前の果物屋さんで傘を売っている店を聞こうと思っていたところ、何と此処に傘がありました。1本300円で値段も手頃で思ったよりしっかりしています。これで取りあえずは撮影を続けることが出来ると言うことで又、銀座通りに向かいました。
銀座らしい雰囲気の場所で傘をさして通る人を配置して雨の銀座を表現しようと主役を待っています。若い女性の方が雰囲気にあうので待っているけれどなかなか思うようにはいきません。今度は来た人の配置ですが白いウインドーの間に主役を入れると目立たないし、ウインドーの中に入れるとせっかくのモデルの姿が分からなくなって雰囲気も崩れます。結局はこれ以上の写真は撮れないと思い、次に向かいました。
銀座通りは急な雨模様なのでまだ早い時間ですが人通りは少なくなっていました。傘の用意の無い観光客は紙などを頭に乗せて雨宿りなどをしています。とにかくせっかくの雨なので雨の銀座通りを撮れればいいな〜と思いながら歩いていました。
銀座4丁目の信号前で1組のアベックが相合い傘で信号待ちをしていました。外国人の観光客みたいでなんか、映画のワンシーンを見ているような感じです。信号が変わるちょっとの間で数枚しか撮れず、もう少し粘れればと言う思いでした。雨の銀座通りと言っても予想外の雨だったので雨対応の準備はしていないし、主役の人達も多すぎるのも撮れないが少なすぎるのも又、チャンスが少なくて撮れません。銀座通りを1周りした午後7時半頃、まだ早すぎてせっかく来たのにと思いながらも今日の撮影を終わることにしました。