先月の京島撮影で6月6〜7日は京島のお祭りと知りました。今日は昨日に続き又、
京島の祭りを撮影に出かけました。
昨日は午前中が雨模様で午後から曇りになりましたが今日は朝からいい天気です。いつものように午前11時頃京島に着くともう祭りは始まっていました。
笛と太鼓のお囃子を先頭にして神輿や獅子舞が続いています。
昨日は子供中心の神輿と山車だけでした。今日は大人の神輿や獅子舞が中心です。京島の獅子舞は初めて見ましたが普通の獅子ではありません。獅子頭の重さは15キロ位あって一般的に頭にかぶって舞い踊るということは到底無理で二人で持ちながら練り歩きます。
大人達とは別に子供達の山車も出ていてのんびりしながら歩いています。最近は何処でも見られる現象で子供達の人数が減ってきて前よりは活気がなくなっているとの事でした。
祭りは今日が本番なので昨日と比べて獅子舞や大人の神輿も出て盛大に盛り上がっています。昨日は居なかったカメラマンも私の他に2人いました。1人の方は祭りの常連みたいで5年ほど通っていると言っていました。祭りの方は昼になったので休みも兼ねてお菓子や飲み物、おにぎりと配られて思い思いの所で昼食時間となりました。そんな所も撮影していると昨日ちょっと話した祭りの役員さんがおにぎり2個入っているパックを二つ持ってきて「これ、食べな」と言って渡されました。「いいんですか、どうも有り難うございます。」と言って遠慮なくいただき近くの公園で私も早速、昼食です。こんな事も下町のお祭りだからこそあり得ることだと思いました。
午後1時を過ぎた頃、再び祭りの開始です。
獅子舞の方は二人で獅子頭を持って後ろの方は子供達が持ちながら続きます。道の両側のお店めがけて突進して行きながらくねくねと走り回っていました。
大人の人達は重い獅子頭なので真っ赤な顔をしてなかなか大変のようです。
こちらは昨日出ていなかった大人達の神輿です。
下町の祭りなので特に観光客もなく見物は身内や町の人達ばかりでそんなに多くありませんが神輿を担いでいる大人達は張り切って楽しそうに祭りを楽しんでいました。
神輿と違って獅子舞は太い通りだけではなく狭い路地裏も回っています。二つの獅子舞があり時々路地などでぶつかると獅子頭を付き合わせて振りながら最後に獅子頭をお互いに上に持ち上げます。説明を聞き忘れたのでどんな意味合いかあるいは儀式か分かりませんでした。各、路地の家々を回るので家の人は玄関を開けて待っています。なかなか予定通りに回れなくて時間は大幅に遅れているようでした。
獅子頭の後にはなが〜い獅子のたてがみに当たるのか獅子の布を持ちながら大勢の子供達も路地を練り歩きます。狭いところは写真を撮るのにも身の置き所が無いぐらいであっちに行ったりこっちに来たりでなかなか良いポジションがつかめませんでした。
子供達の笑顔や歓声が狭い路地裏一杯に広がっていました。
通りや路地裏には祭り見物の人達が集まってきます。祭りを楽しんでいる孫や子供達を人目見ようと来ているのでしょう。京島の祭りは珍しく祭りに付き物の屋台などはありません。それだけに地元に密着した素朴な自分たちの祭りと言う感じがします。昼以外にも祭りの撮影中に赤飯を頂いたりジュースを頂いたりと暖かく迎えてくれる京島の人々の心が身にしみた一日でもありました。