今日は今年2回目の京島撮影に行くことにしました。変わりゆく京島を今の内にと思っているので3〜4ヶ月に一度位の京島撮影です。天気も良く、のんびりと撮影したいと思って出かけました。
午前11時前に京島に着きました。京成曳舟駅の周辺は今、押上駅周辺と共に大規模な開発が行われています。左の高いビルも完成に近くなって表面の工事は行われていませんでした。
天気が良い今日はどの家でも布団や洗濯物の花盛りでした。記録的にも昔ながらのたたずまいの窓やベランダを中心に写真を撮り歩いています。こんな光景ももうすぐ新築の家やマンションに変わっていき珍しく懐かしい風景になってくる物と思います。
古い家屋と新築のビルやマンションを対比させながらの写真作りもいつもの事で今日も又、新しい角度などを見付ながら撮影をしています。景色ばかりでなく地元の人も入れてと粘ること数十分、全然人が来ないので通りまで様子を見に行くとそんな時に限って待ち人来たり、写真は撮れず。それでもその後はすぐに人が来てなんとか写真が撮れたりと出会いは様々です。
今の内に撮っておかなければ取り壊されそうな古い家を記録的にもと狭い路地を入ったり出たり、そんなことをしていると「あ〜此処も新しくなっちゃった!」と言う所が所々に見かけられました。京島の特徴の一つに江戸時代からの名残と思われる防火用水用のタンクが町角や路地に多く見慣れる事です。そんな光景も意識しながら路地から路地と撮影していました。
午後1時過ぎに食堂に入り遅めの昼食、店のお客や主人といろいろ雑談をする事が出来ました。なかなか気さくで下町らしい人達です。来月6〜7日はお祭りとの事、来月もお祭りを撮りに京島に来ることにしました。
その後、キラキラ橘商店街に来ると日曜なのに休んでいる店が多く人出もまばらです。聞いてみると最近はスーパーなどに行く人が多いのか日曜は人出が少なくなっていて休む店も多くなっていると言うことでした。
路地のちょっとした空き地などでも花などが植えられていて水をまいたりしている光景も見られます。近くに大きな通りなども無くトラックの騒音なども聞かれないので静かにのんびりした昔ながらの生活という感じの所もまだまだ残っています。
そんな路地を歩いていると夕方の斜光に照らされた花が綺麗に輝いていて路地の雰囲気を柔らかく映し出しています。そんな静かな午後の雰囲気を出したいと思って花を中心に光に気を付けて撮ってみました。
狭い京島ですが1丁目から2丁目・3丁目と回って又、駅の近くの1丁目に来た頃には午後5時頃になっていました。この建物は去年の4月にこの一角が火事になったときに焼けた建物で一軒だけまだ取り壊されてなく焼けた残骸のまま残っています。前は空き地になったままで復興の気配はありませんでした。
1丁目付近は駅に近く開発も進んでいて住宅地も新しい家が多くなっています。新しい家並みの空き地に買い物車が置いてありました。おばあちゃんだとは思いますが長年住み慣れた家も新しくなりこんな光景が当たり前になってくる京島が目の前に見えるようでした。次回は今日、情報をつかんだ来月の6〜7日の京島のお祭りを撮影に来ることにして午後5時過ぎに撮影を終わりました。