新宿、夜の街も先月に引き続き、2度目の撮影です。写友がコニカミノルタプラザギャラリーで個展を開いているので写真展見学と撮影を目的に出かけました。コニカミノルタプラザギャラリー
いつものごとく午後遅く家を出て、新宿東口を出てすぐ
そばのコニカミノルタプラザギャラリーに着いたのは午後4時過ぎでした。写真展の題名は「下町・浅草ー三社祭の日ー」でモノクロとカラーで40数点、モノクロは1980年から2003年までと長年通い詰めて撮った作品で下町浅草がいきいきと写し出されていました。私も同じテーマで撮り貯めていて凄く共感ももてて勉強になった写真展でした。
一人で受付をする写友は忙しく、もう少し話しもと思いましたが早めにギャラリーを出た所の新宿アルタ前はもうすっかり日も落ちてネオンが眩しいぐらいに輝いていました。
まずは近くの歌舞伎町から撮影に入りました。少し時間が早いせいか人出はそんなに多くなく、客引きの若者達が目立っていました。いつもながら歌舞伎町の雰囲気は独特な物があって撮影は難しいながら興味の持てる街です。
歌舞伎町を一回りした後、飲屋街の思いで横町を通り、新宿西口に出ました。駅前広場ではいつも見かける明日を夢見るストリートシンガーがいました。今日は女の子で持ち運べる組み立て式の簡易ピアノを引きながら歌っています。荷物も重そうで運んでくるのも大変なんだろうなと思わずにいられませんでした。
西口から南口の方に回って来ました。南口前はもう何年も工事中でフェンスに囲まれた道がその時によっていろいろ変わってきます。そのフェンスも写真やらイラストなどが描かれていて魅力のある背景になっていましたが今ではそんな事も無く、撮影スポットが少なくなってきました。東南口から見る下の広場は喫煙者やビラ配りなど多くの人がたむろしています。高島屋まで足を延ばし、その帰りに男性だけのコーラスグループが路上ライブをしていました。男性だけはちょっと珍しいし、この辺も場所が狭くなって前のように歌うグループは多くいませんでした。
南口から又、西口の方に戻って来ました。電気街に入ってゆっくり食事などして休みを取ってから西口を通ると先ほど居なかった占い師達が数人店を出していました。お客の居ない所や熱心に占っている所など暗い中に看板の電気などが浮かび上がっています。いつもの事ですがお客は女性ばかりで占いが好きなのとこれからどんな未来がと期待と不安で占ってもらうのだろうといつも思っています。
又、思いで横町の飲み屋街に来ました。先ほどは時間が早かったのでお客も少なく、店の人達も通りを気にしていてちょっと撮影は難しかったけれど今はお客も大勢、店や路地にいます。それでもあまりうろうろしないでさあーっと流しながらの撮影でなかなか思うように写真を撮ることはできません。長年こんな事を繰り返している内に少しづつそれなりの写真が出来ればいいと思いながらいつも撮影をしています。
これ又、2度目の歌舞伎町に来ました。やはり此処も先ほどとはうって変わって人出が多くなっています。男性や女性を誘惑する看板が光り輝き、メイン通りには大勢の若い男達が女性達に声をかけて客引きをしていました。夜の歌舞伎町は怪しげさや危なさもあって怖いながらも他にない魅力のある街です。そんな看板をバックにして歌舞伎町、独特の写真が撮れたならと思いながら歩いていました。
歌舞伎町の外れにある飲屋街「新宿ゴールデン街」はこれ又、昔ながらの古い飲屋街なので昭和にタイムスリップしたような魅力的な所です。今日は時間も遅くなっているのでいつもより多くの店が営業をしています。ドアは開け放してあり路地に独特な光が射し込んでいました。緊張感を持ちながらうろうろしないようにして路地から路地と回り、短時間で撮影するのが常になっています。時間も9時半頃になっていたのでゴールデン街を最後に今日の撮影を終わりにしました。今日も撮ったのか撮らされたのか無我夢中の撮影でした。