昨年9月に写友達と神社のお祭りを撮影に浦賀に初めて行きました。
今回は夏に浦賀みなと祭りが海辺で行われ、小さな灯籠や大灯籠なども灯されると
言うことで夏の風情を撮りたいと思い、2回目の浦賀撮影に出かけました。
天気予報は降水確率が高く、出かけるときは降っていませんでしたが雨の撮影を覚悟で出かけました。午後4時半過ぎに京急浦賀駅を降り、海岸に着いたのは5時近くになっていました。傘をさすほどではないが少し小雨が降っています。海辺の会場は人が大勢集まりだして端の方に大灯籠も設置されていて後は明かりの入るのを待っているようでした。
見物の人達は海辺の階段や広場にこれから始まる海上での祭囃子や花火を見ようともう場所取りが始まっています。午後5時半頃に会場に設けてある祭礼の前で水難慰霊法要の儀式が行われ始めました。海で亡くなられた人々やここ浦賀は廃止されましたが住友造船所のある町なので住友造船関係者の慰霊も含めての儀式との事でした。
午後6時頃になると祭礼の脇の広場では盆踊りが始まり、町の人達は浴衣姿の女性を中心に祭囃子に乗って楽しそうに踊っていました。雨の方も時折降る物の傘も必要ないぐらいの降り方なので祭りは順調に進んでいます。
会場には飲み物や食べ物の屋台も大勢出ていて、こちらは子供達を中心に賑わっていました。中には海上から宴会をやりながら祭り見物を楽しもうとする船もあって羨ましい感じの特等席です。漁師町ならの風情だと思いました。
海上の方では漁船に灯籠を灯し、お囃子を囃しながら行き交ったり、花火大会も行われますがまだ明るく、時間には早いので見物客は場所取りしながらその時を待っていました。子供達は元気にはしゃぎ回ったりして遊んでいるので海辺の小さな灯籠を入れながらシャッターチャンスを狙っての写真撮影、まだ灯籠はあまり浮き出てきませんが子供達の表情や動作はこれ以上暗くなると難しくなります。
真っ暗になるまでの少ない時間を灯籠と子供や家族達を撮っている内にあっと言う間に暗くなりました。暗くなると海辺に灯籠がくっきりと浮かび上がり風情があって綺麗です。真っ暗になる前のぼんやり海岸が見える位の時間帯に灯籠に近づいていた少女の姿や顔が灯籠だけの明かりだけで幻想的に見えてきました。とっさに何枚か撮影して今日イメージしてきた夏の宵が撮れたかなと思いました。
今日は曇り空で午後7時前には回りはすっかり暗くなってきました。先ほどの大灯籠にも明かりが入って夜空に映えています。前には小さな櫓があって太鼓なども用意してあり、祭囃子を演奏する中学や高校生の女の子達が祭り姿で談笑していました。
午後6時45分からは海上で漁船に提灯や竹を立てて祭囃子を囃しながら何層も行き交っています。時々海岸に近づいてきて海岸の人達と大きな声で声かけあったりしていました。これがよそでは見られない浦賀のみなと祭りだなと思いました。海岸沿いは真っ暗になると少ない街灯だけの明かりなのでスナップ撮影はちょっと難しい状態で明るい屋台を中心に撮影をしています。。
午後7時半になると見物の人達が待ち望んでいた花火大会が始まりました。私も海岸沿いの灯籠を手前に入れて花火を撮ろうと思い、一番前に出てしゃがんで下から狙います。最初の方は単発で花火が一発しか写りません。かといって花火を撮りに来たわけでないので三脚もなく、シャッタースピードをバルプしてレンズを隠しながら花火を何発も入れることも出来ません。最後の方の連発花火を期待していたところ後半は無風の為に空の煙が流れず花火は霞むし、色もくすんで写真を撮るのも諦めました。午後8時に花火も終わり、今日のみなと祭りは終わりました。
海岸通りの家や店では店や作業場などで花火を見ながら宴会していたようで、まだまだ盛り上がっています。今日は雨を覚悟で撮影をしていましたが傘のいらない程度の雨しか降らなかったのでラッキーと言う感じです。しかし、夜のスナップ写真は明かりが暗くてほとんど撮れなかったなあと思いながらの帰り道でちょっとした写真が撮れたのにはどこで写真が撮れるか分からないものだとも思いました。