毎年恒例の横浜国際仮装行列が5月3日に行われます。マンネリ化も含め今年は何もイベントのない淺草にでも出かけようかななどと漠然と考えていました。天気予報は雨模様、当日は朝から雨で朝7時過ぎのイベント情報は開催するとのことでした。晴れていれば新鮮さもないが雨の国際仮装行列は面白そうと思い、今日の撮影は横浜国際仮装行列に行くことにしました。
朝、10時前に山下公園に着きました。来る途中にはこの雨の中でも見物の人達が沿道にビニールを引いたりしてもう場所取りが始まっていました。パレードが始まる前のリハーサルや待機などで山下公園は大勢の人でしたがやはり表情はいつものはつらつとした感じは受けられませんでした。
大勢の人達が出番を前にして待機や練習をしていると言ってもこの雨の中では例年よりは少なく練習も控えめでした。練習も楽器を濡らさないようにビニールをかぶせて演奏したり回りの関係者は傘をさしてあげたりと雨の日ならの光景があります。撮影する側もやはり傘をさし、カメラを濡らさないように工夫するなど同じように苦労しながらの撮影です。
雨のイベントと言う題材で組み写真を考えて一枚は水たまりに写ったり、雨の波紋を入れた足元だけの写真を撮りたいと思い、探してもなかなかいい場面が見つかりません。その内に男性出演者の足元だけを撮ろうしたら「写真を撮らないで」と関係者に言わたので「足元だけだよ」と言うと「関係ない」と言われ「足元だけなのにおかしいんじゃない」と余りの過剰防衛さに不愉快な思いもしました。これが昨今の個人情報やプライバシーに過剰反応する傾向なのですが別の目的で撮影する一部の撮影者もいることが大きな原因になっていると思います。無理せず雰囲気も見ながらトラブルがないように撮影をするしか方法はないものと思っています。
雨のイベントは出演者も大変で又、見る人達も大変です。特に小さい子供連れの家族は子供も親たちも雨に濡れないようにするのに一苦労していました。今日は陽気も寒く時折雨風が強くなったりしているので尚更大変です。
もうすでにパレードは始まっていて順次出発を始めています。少しパレードや見物の人たちも撮ろうと思い沿道の方にきました。丁度、各地のミス○○と言ったパレードの主役たちが勢揃いをしています。民族衣装の女性たちもいて雨のパレードもひときわ華やかでした。
雨の降りしきる中でパレードの出演者たちは此処が晴れ舞台と日頃の練習の成果を披露しながら歩いています。そのパレードを又、熱心に傘をさしながら見物している人たち、いつもよりは少ない見物人でしたが雨のパレードは進んでいきました。
今日は雨と言うことでカメラマンたちも少し少なく、顔なじみの人たちもいつもより見かけませんでした。途中で出会った写友と一緒に出発も終わる午後1時過ぎに山下公園を後にしてパレードの終点である板東橋に行くことしました。見物を終えた外国の人たちも子供を雨カバーの付いた乳母車に乗せて帰るところです。終点、板東橋では写友と昼食に時間をかけすぎてパレードは終わってしまい、今日の撮影を終わりにしました。好条件の雨のパレード、気持ちは入っていたものの残念ながら撮りきれなかったと言うのが実感でした。