天気予報では2月3日は雪とのことでした。朝、窓のカーテンを開けると辺り一面雪化粧しています。横浜で雪の積もったのは2年ぶりになります。今日は写真撮影に出かけなければと思い、10時頃に取りあえず家を出ました。
住んでいる団地は小高いところなので積雪も多くなかなかの雪景色です。人出もなく、見かけたのは郵便配達のバイクと集配車でした。何処もこんな調子ならいいのですが下に降りていくとがっかりするぐらいに雪の積もり方が違います。
雪の白さと椿や南天の実の赤は対比が良く、写真になります。近くに南天の実があったので近寄って撮影をしました。2年前と違って雪の質が違ってちょっと絵になりません。この辺の雪ではしょうがない事ですが水分が多くべたっとしていてさらさら雪ではありません。遠目で見る分にはいいがアップには耐えられない感じです。
雪化粧だけではつまらないので下に降りていくとやっぱり積雪が少なく尚更つまらない感じでした。それでも公園や駐輪場などを撮影して取りあえずは一旦、家に帰ることにしました。
家に帰る途中で初めて子供達が雪で遊んでいる姿に出会いました。ほとんど雪のないなだらかな坂でそり滑りに夢中になっています。こんな雪でも子供達には嬉しくて遊んでいる姿は微笑ましいと想いながらもあまりにも雪の少ない場所でのそり滑りは可愛そうにも思えました。
今日は近くの神社で節分の日の厄払いや豆まきがあります。行事は3時過ぎなので家で昼食をとり、ゆっくりと出かけました。3時頃神社に着くとまだ人は少なく、少し積もっている雪で雪合戦などをして遊んでいます。
3時半頃になって儀式を終えた一行は神主さんや鳶職さんを先頭に神社に入ってきました。神社を一回りしてこれから厄払いの儀式を行うため、的や弓のセットを行います。
鬼と書かれている的に弓を射ることで今年の厄払いを祈願する習わしとの事、まずは関係者が弓を射ってその後は一般の人達が代わる代わるに弓を射ることができます。弓を射ったことがない子供達は弓をまともに射ることもできません。私ども年代には考えられないことでした。
儀式が終わると的は火を付けられその場で燃やします。その写真を撮るために近づいて撮っていると「傘が燃えるよ!」と関係者に注意されました。的の間から吹き出ていた炎が私の方に向かっている状態で傘に火が近づいていたようです。広角レンズは夢中になると距離感もなくなり危険なこともあり、気を付けなければと今更ながら反省しました。
その後、境内の端にある舞台から豆まきが始まりました。豆を受け取る人達の動作や表情を狙いましたが思うような写真は撮れませんでした。豆まきの後で豆が貰えなかった人や少なかった人に豆をあげていたので私もちゃっかり3袋も頂き、御利益にあづかりました。3時半頃から始まり、終わったのは4時少し過ぎ、あっと言う間の豆まき行事でした。今日は雪も降り、豆まきもあって条件は良かったのに写真はこれといった物が撮れなかったのはちょっと残念という気持ちの1日でした。