9月は初めこそ2〜3日涼しいくらいの日がありましたがその後は残暑が厳しく、週末の海は海水浴に来る人達がまだまだ大勢いるとのことでした。22日の週末も天気になり暑くなるとの天気予報だったので写友と初秋の海辺と海に戯れる子供達も撮りたいと思い湘南海岸に行くことにしました。
写友と午前11時に鎌倉駅で待ち合わせ、江ノ電の一日乗車券を買って由比ヶ浜駅で降り、11時半頃に海岸に着きました。さすがに夏の海ではないので大勢の人は居ませんでしたが子供達は裸になり海に入ってはしゃいでいます。この前の台風で打ち上げられた海草や木々などが散乱していて海岸は少し汚い状態でした。
海辺は子供達を中心に9月後半とは思えないほど水着や裸で泳いだり波と戯れています。最近は真夏の海に撮影に来たくてもいろいろなことで厳しくなり「触らぬ神にたたりなしの心境」で撮影には来られません。さすがにこの時期はそんなこともなく自然に子供達が海や親子で戯れる姿を撮影することができました。
夏もサーフィンやウインドサーフィンは盛んですが秋になると海水浴客が居なくなり海の主役は彼らに変わりカラフルな帆の花盛りです。中には初心者も見られ帆を立てようとして立ち上がりバランスを保つことが出来ずボチャ〜ン、ボチャ〜ンと海に転倒しています。今日も女性の初心者がへっぴり腰で海の中から帆を立てようとしては立ち上がれずに転倒の繰り返しでした。自転車などもバランスが取れるようになるとすいすいと走れて何で今まで苦労していたんだろうと思えるほどになると同じように何度も何度も転倒してはやり直しのこの女性ももうじきバランスを崩さずに簡単に帆を立てることが出来るようになると思います。
波打ち際を子供達や海辺に打ち上げられているいろいろな珍しい物を撮影をしながら由比ヶ浜の外れの方まで来ました。外れの海岸は打ち上げられた木々やゴミが中央海岸より多く見られ汚れた状態です。前方を見ると大勢の若者が海岸の清掃作業中でした。ボランティアグループの若者達と思われますがビニール袋に木々や海草などを入れて一ヶ所に集めています。このようなボランティアグループなどに支えられ海岸も綺麗に保たれている事には感謝しなければと思います。
由比ヶ浜海岸の外れにあるコンビニで弁当や飲み物を買い、公園の木陰で写友とゆっくり休憩を取った後に又、江ノ電に乗り今度は七里ヶ浜にやって来ました。道路から海岸を見るとやはり大勢の人が来ています。海岸は由比ヶ浜海岸よりゴミも少なく綺麗でした。時間は午後4時頃になっていたので太陽も大分、西に傾き光線状態が良くなってきています。
ここ七里ヶ浜海岸でも子供達は裸や水着で楽しそうに遊んでいます。海に続く河口付近は波もなく浅くて安全なので親も眺めながら安心して遊ばせていました。海辺はまだ満潮に向かっているらしく海岸の砂浜が少しづつ少なくなり波も少し大きくなってきたみたいです。しっかりお父さんと手を握り、恐る恐る水辺に近づいては大きな波が来ると慌てて逃げ出したりと親子で海を満喫しているようでした。
七里ヶ浜海岸ではサーフィンなども撮った後、江ノ電に乗り、鎌倉高校前で降りました。海岸は人も少なく、撮影をあきらめですぐに又、江ノ電に乗りました。最終目的の江ノ島海岸の方を見ると大分雲が出てきてどんよりした感じになってきています。
最後に江ノ島海岸で夕刻の海辺を撮影するために江ノ電の腰越駅で降りて5時半頃、腰越漁港から海岸に出ました。先ほどから気がかりだった西の空は厚い黒い雲に覆われ太陽の光が注していません。海岸には海の家を解体した木材やテーブル、イスなどがまだ片付けられていなく積み重ねてあります。人もめっきり少なくなっていて全然撮影意欲は沸きません。
東の空を見ると雲もなく青空が広がっているのに西の空は雲が多く夕陽も注さしていません。最後に夕照に映える人や海を撮りたいと思っていたのに残念ながら今日は諦めるより仕方がありませんでした。いつものことで天候やシャッターチャンスは運任せのことが多くこれも仕方ないことと写友と「最後が残念だったけど今日はこれで終わりだね」と言いながら6時頃、本日の撮影を終わりにしました。今日も大変暑い1日でしたが海辺は風もありその割には気にもならないで写友と楽しい撮影をすることが出来、子供達の海で遊ぶ姿も撮れたのでそれなりに満足の撮影日でした。