今年3月退職する私の為に写真仲間が退職祝いを兼ねて1泊の撮影旅行に行こうという計画がありました。その旅行が25日、26日に決まり、今日出かけることになりました。撮影先は木曽路(奈良井宿、妻籠、馬籠)の宿場町です。
天気予報も晴れとの事で楽しい撮影旅行になりそうです。
私を含めて4名、横浜を8時過ぎに出発しました。途中諏訪湖サービスエリアで昼食をとり奈良井宿に付いたのは2時頃でした、宿場の入り口の駅はひっそりとして駅長さん?一人でのんびりした雰囲気です。
駅の近くに水車小屋があって記念撮影、宿場に入っていくと観光ツアーの人たちが大勢歩いて来ました、みなさん女性の人たちです、今日は普段の日、ウイークデーはやはり女性の人たちが多いですね。
宿場町は江戸時代の面影を残し午後の日差しの中で独特の雰囲気をかもしだしています。
その中でも印象的なのはツバメが多く飛び交っていて、軒下の巣の中では雛が黄色いくちばしをあけて親鳥から餌をもらっていました。
横浜で今年はまだツバメを見た記憶がありません。こんな所にも昔から代々引き継がれている歴史が色濃く残っている現れと思われます。
お土産を買ったり、歩いている観光客ではよほどのいいシャターチャンスがないと撮る気にもなりません。部分的にのれんや飾りなどを撮ったりしながら駅の方に戻ってくると下校の子供達に会いました。先に上級生のグループに会い、水飲み場でふざけていたのでいいシャッターチャンスで撮ることができました。次に下級生のグループに出会うとこちらはまとまったグループで整列しながら歩いています。ヘルメットもきちんとかぶり、水飲み場では飲む人を待って戻ってくるとまた隊列を組むようにして歩き出し、みごとな集団下校という感じでした。ウイークデーだからこそ出会えたシャッターチャンスでした。
奈良井宿を出て妻籠宿に着いたのは夕方でした、さっそく撮影を始めましたが6時を過ぎると観光客もいなくなり、開いていたお土産屋も店じまいです。10年ぐらい前に来たころのイメージで夜の撮影も楽しみにしていましたが雰囲気のでる宿の明かりがないのであきらめました。次の日、二日酔いの頭で浴衣のまま表に出て撮影していると泊まった宿屋の子供さんが学校に出かける時間になっていました。歩いていく後姿をみて振り返ってもらいたくて声をかけました。微笑みながら振り返ったのでパチリ、ありがとう、気をつけて行ってらっしゃい。この雰囲気もいいなあ〜。
食事もして宿屋をでた8時頃からは静かだった宿場町もお土産屋など開店の準備を始めています。宿泊客もこれから出かけるところを検討していたり、一番早い団体ツアーの観光客も町に入ってきました。
地元の人が観光客の夫妻と話をしていたのをなにげなく聞いていると保存の指定になっているので直す場合もその都度許可を得なくては出来ないし、後を次ぐ人もいなく空き家も数件あるとのことでした。妻籠宿は宿泊には一番雰囲気があり、宿屋も多いと思います。ウイークデーや季節ということもあるとは思いますが宿泊客が少ないのには一抹の寂しさを感じます。観光客をいれたりして朝の宿場町を撮影した後で次の宿場町馬籠宿に向けて出発しました。
10時頃に馬籠宿に着くと大勢の観光客でにぎやかでした。ここは宿屋よりもお土産屋が多いのと急な坂道が特徴です。
観光客の中には台湾のツアーの人たちが大勢いました、浅草やその他でも韓国、中国、台湾とアジアの人たちが多く見られ、各国の経済成長の勢いが感じられます。
坂を登っている途中で明治時代の衣装でお店に郵便物を配達する郵便屋さんに会いました。さすがここは宿場町、観光に徹して頑張っているなあと思いながら登っていくと風情のある郵便局もありました。ここはお土産屋がほとんどなので写真的にはもう一つということで11時頃帰ることにして馬籠宿を後にしました。その後は遅い昼食をとりながら横浜には6時過ぎに着き、楽しかった撮影旅行も終わりました。途中、山道に揺られたこともあり前日遅くまで飲み明かした、私ともう一人の写友は気持ちが悪くなったりでちょっと迷惑をかけましたが最後の頃には二人とも元気になりめでたしめでたし。この2日間、私の退職祝いということで旅行を企画し付き合っていただいた写友にはありがたく感謝の気持ちで一杯です、いい仲間をもって本当に幸せだなあと思っています。皆さんおつかれさまでした、ありがとうございました。