今年はいつまでも寒く桜の開花が遅れましたがやっと満開になりました、
入学式にちょうどいいかと期待していましたがちょっと間に合わなかったようです。
横浜は9日頃が満開ということで今日、桜見物と撮影をかねて、かみさんと出かけることにしました。
一昨年も行ったのですが近くの大岡川沿いの桜並木が見事なので散歩がてらの花見です。
この前は弘明寺で降りて下流の方へ途中まで行ったので今日はその先からもっと下流に行きたいと思い市営地下鉄「蒔田駅」で下車し大岡川にでました。
川の両サイドや橋の上は桜見物の人々が大勢いました。
橋から眺める桜並木は両側から川に競りだして桜のアーケイドみたいで見事です。
この辺の大岡川は海に近くなっているので水深も深く海水も混じりボラの群も見られます。
野球で有名な横浜商業高校(Y校)が川沿いにありボート部のボートや一般のカヌーなども浮かび川の中から桜を満喫しています。
クルーザの様な船で食事をしながら桜見物の家族もいました。初めは自分の持ち船かと思っていたので豪勢だなあと思っていたらもっと下流から同じような船が家族連れで戻ってきたりして、この時期、桜見物の有料船だとわかりました。
さらに下流に下ると桜も無くなり戻ることにしました、今度は反対側の川沿いに移り、先ほど蒔田からでた場所も過ぎて弘明寺寄りに行くと益々人はにぎやかになり屋台も多くなりました。
大岡川の桜見物は川沿いの歩道の上なので人出の多いところはすれ違うのも大変です。
とても宴会をやれる場所もないのでさすがにどこにでも見られる宴会風景はありません。
時折、道路の反対の民家の車庫で親戚か友人達かのグループが花見の宴会を開いていました。
食事がてらの一休み、一杯飲んで又歩いていると派手な衣装のおじさんが代わる代わる記念撮影の相手をさせられていました。よく見るとミニチアの人形や鳥などがいっぱい飾ったボウシをかぶり、ピンク色で統一して赤いポシェットやオレンジ色のフレームメガネをかけています。若い女性達や子供づれの人々が物珍しく記念撮影をお願いしていました。何をイメージしているのか胸には何かを入れオッパイまで作り自慢しています。どこでもいるのですね、奇抜な格好で注目されて満足している人、それだけ平和日本を表していると言うことでしょうか。
弘明寺駅近くまで来ると水深も浅くなり白鷺や白鳥、鴨や亀などいろいろな動物が見られるようになりました。20数年前は廃棄物が山のようにあり、本当に汚い川でしたが大岡川をきれいにする会などが出来てボランテアで子供達もみんなで川の清掃作業をやり始めました。その時の大型ゴミはものすごい量でした、それを繰り返して鯉を放し、川に降りて子供達が川と触れあえるように階段や川岸にコンクリートの道も作りました、そのおかげで今では本当に綺麗になり小魚を求めて白鷺や鴨、白鳥、鵜などが住む川になりました。
数は少ないのですがこんな近くで自然な光景が見られるようになるとは夢にも思いませんでした、綺麗になれば昔のように大きなゴミを捨てる人はさすがにいなくなったようです。
川に降りる階段や川岸に作られたコンクリートの道には川から桜を眺める人たちでいっぱいです、日差しを浴びてのんびりと春のひとときを楽しんでいます。ときおり訪れる白鳥に餌をやったり、川を渡れるコンクリートの道を子供達は行ったり来たり、川との触れ合いが今では当たり前の様になっていました。今日は暖かい日差しを浴びながらゆっくりと花見見物が出来て春を満喫できました、かみさんには撮影中は待ってもらったりでいつも有り難う。